Seasar Conference 2006 Autumnに行ってきました。

 春のカンファレンスには参加できず、Seasarのイベントは久しぶりに行ってきました。以下、自分が参加したセッションについて忘れる前にメモしてみます。

Seasar 2.4

 まずは定番のSeasar2本体のセッションです。実は、個人的には余りサプライズがありませんでした(^^; 一応、ちょくちょく2.4周りを追っていたので、把握している範囲のお話でしたので。

 ただ、やっぱり3分でマスタメンテ系の画面が作れるというのは面白いですね。実際、セッション中では2分ちょっとで作成完了していました。ちょっと気になったのは、会場の反応がなぜか薄かったこと。これは、ひがさんも寂しかったのではないでしょうか(T−T)

 HOT deployやDoltengて、実際に使った方が感動が大きいと思うのですよね。なので、もし今日のセッションをご覧になった方で、今ひとつ良さが分からなかったという方は、是非ご自分で手を動かして頂きたいと思います。

DI時代のTDD入門

 TDDのテストは、品質保証のためのテストではないというのに、なるほどって思いました。私はTDDの開発なんて全くやったこと無いのですが、和田さんの説明は、すごく納得できました。

 Eclipseのショートカットについても、知らない物をいっぱい紹介して頂き、これは開発効率が上がりそうだと思いましたね。ちょっと自分でも調べてみたいという気になりました。もう、見ているだけで「出来る開発者」って感じになれそうな気が、すごくしてきました。

 ん?、こう書くと和田さんがすごくないって書いてるみたいですが、決してそんなことはないです。というか、今日聞いた中では、和田さんのプレゼンが一番面白くて、時間が経つのを忘れてしまいました。

商用製品から生まれたOSSフレームワークとimOSSC

 今日私が聞いたのセッションの中では、ちょっと異色の存在でした。たぶん、あの1トラック全体が、そういう雰囲気だったのだと思いますが。商用製品のオープンソース化って海外ではIBMWebLogicがやっているので有名ですが、日本では珍しいですよね。

 説明本編ではプロダクトの紹介だけでしたが、余った時間に栗原さん、羽生さんが乱入して行われたディスカッション形式のやりとりを通じて、寄贈した企業とコミュニティとの双方にメリットのある関係だということがよく分かりました。

 今まで、あの手の寄贈って大きな企業がコミュニティの開発力を利用しているというイメージだったのですが、今日のセッションで、そのイメージは払拭されました。今後は、狙った効果がしっかり出て、後に続く企業、コミュニティが増えることに期待します。

GUIアプリケーション開発フレームワークS2JFace」-なぜ、あなたはWebアプリケーションを作り続けるのか-

 個人的に、結構気になるテーマです。2年ほど前からWebアプリケーションにこだわるのをやめたいと思っていましたが決定的な代替策が打ち出せず、ずるずると来ているというのが私の実感です。

 S2JFaceは、JavaGUIを簡単に作るためのフレームワークを目指しているようですね。画面定義がXMLなのは、ステキです。ソースコード管理に組み込みやすいですし、一括置換とかも必要なら出来そうです。

 まだ未完成のプロダクトですが、今から今後が非常に楽しみです。私はWebアプリケーション嫌いでC/S大好きなので、是非とも頑張って頂きたいと思います。やっぱり、社内業務システムくらい、ユーザに使いやすいインタフェースを提供したいじゃないですか。

パネルディスカッション

 モデレータに栗原さん、パネラーにひがさん、和田さん、Tuigwaaの西岡さんという構成で、ビール片手にラフな感じで行われました。栗原さんのツッコミが面白かったです。

懇親会

 部屋の片隅でJavadocチームで固まってました(^^; ふたがわさんとお話できて良かったです。とってもやさしそうな方でした。サーバ管理は大変だと思いますが、これからもよろしくお願いいたします。

まとめ

 本当は2次会(3次会?)もあったようなのですが、ちょっと用事があったので渋々帰ってきました。イベント全体の感想としては、大きくなったなぁというところでしょうか。何となく、もうちょっとこぢんまりとしたイベントも、いろんな人と話ができていいのかもしれないなと思ってしまいました。